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    ■38■ 訳あり商品の見分け方(1) 【はじめに】

    • 2011.02.28 Monday
    • 22:18
    JUGEMテーマ:着物 きもの
     

    【はじめに】

     訳あり商品には様々なものがあります。
    元々から難物の場合はいうまでもありませんが、未仕立てだが年数の経ったもの。
    もちろんリサイクルやアンティークなども含まれます。

     「とても安く手に入れた着物だったのに・・・こんなはずじゃなかった!」
    せっかくの買い物がとんでもない難物だったと嘆いてしまう・・・。
    このような経験をされた方が皆さんの中にもおられるのではないでしょうか?

     安く手に入れたつもりが予想外の直し代がついたり、使い物にならないようなものであったりと、
    結局は高い買い物になってしまうような場合もあります。

     ウキウキして買ったものなのに気分は一気にどん底・・・。これでは何もなりませんね。
    そこで皆さんにはこのようなことにならないよう、上手なお買い物をして頂く為の
    「訳あり商品の見分け方」について、様々なケースをご紹介致しましょう。


     ドキッ!!
    先生の言われるとおり、心当たりがチラチラと・・・。
    初心者の頃は失敗もいろいろあります。
    先生のお話に照らし合わせながら、もう1度復習してみます!


     さて、私のところに持ち込まれる問題の着物の中には、

         仕立て時のちょっとした工夫によっては、直しの必要がなかったであろうもの。

         仕立てに出す前に適切な処置をしなかったために、後で取り返しがつかなくなったもの。

         加工業者の認識不足によるトラブルなどで、犠牲になってしまっているもの。

    など一般の方には分かりにくい事例が多々あります。
    しかし、それらの発覚しにくい要因も
    私たち染色補正師(きものドクター)の目ならば見抜けることがあるのです。

     そんな私たちの経験から、皆さんには
    「難物を買わずに済む方法」
    「難物を効率よく直す方法」
    「仕立ての工夫次第でお召しになれる方法」
    などをご紹介させて頂き、少しでも良いものをお値打ちにご購入出来るよう
    お役に立てればと思います。


     あぁ・・・。
    そういえば、「この難、お客様はちゃんと理解して購入されたのかなぁ・・・」と
    仕立てをしながら、お店から預かっている商品を見て思うことがあります。
    お店の方も、どのくらいその商品の状態を理解していらっしゃるのか・・・?

     陳列されている状態では良く分からない場合もあると思うので、
    確認ポイントを知っておくのも失敗しないためには重要ですね。


     では本日初日は
    【商品が十分吟味できる環境か否か?】です。

      商品を広げて全てが見られるスペースがあるのか?
     仕立て上がり品は裏まで十分確認しましょう。
    反物は奥まで全て確認しましょう。
    入り口を見ただけではどのような落とし穴があるか分かりません。

      照明はどうか?
     まず、明るいかどうか。暗くては十分な検品はできません。
    「色が退色するから」などの理由で、あえて明るくしないお店は要注意ですね!

    仮に自然光が入る場所があったとしても油断は禁物です。
    暗い場所から明るい場所の急な移動には、目が明暗の変化についていけず、
    的確な判断を誤ってしまいます。目が慣れるまで時間をかけましょう。 

      
    返品は可能か?
     自宅に持ち帰ってから、あるいはネットショップで購入でなどで、
    現物を手にしてイメージが違った、などの理由で返品(近日中)が可能かどうか?

    いずれにしても、まずはお客様からの信用を大切にしているお店を選びたいものですね。



     良い商品を手に入れるには、遠慮していてはいけないのですね。
    分かっていても、細かい所まで確認するのは初心者には勇気がいることかも。
    でも、勇気を持って確認することなんですね。
    それで、お店の対応も変わってくるかも?(^−^)b

     照明は、明るさもそうですがお店の雰囲気づくりに電球色を使っているところがあったり・・・
    電球色は本来の色が分かりにくくて、訳あり商品に限らず色を確認するのに困りますね。
    そういうお店のどこか1ヶ所でも、電球色でない照明で商品を見られるコーナーがあればいいなぁ・・・
    って思うのは私だけでしょうか?(汗)
     自然光で見られるのが1番だと思うんですけど。

     そんなこんなでお店で充分に見られず、お家に帰ってビックリ!!なんていうのは嫌ですよね。
    ネットショップなどでは、特別な場合を除き返品可能な場合がほとんどとは思いますが、
    困りものはネットオークションなど、個人の間での売買とか。
    実物を見られない少ない情報でのやり取りですから、失敗された方も多いのではないかと思います。
     かく言う私も・・・アンティーク着物にハマってたころ・・・覚えがあります・・・。(^^;


     そうそう光の問題ですが、小夏さんのおっしゃるように、
    自然光と人工照明では目に見える色合いは違ってきます。
    難も照明によって見え方が変わりますから注意が必要です。


     では手始めに、次回は光の違いによる注意点を説明しましょう。

     
     はい!先生、よろしくお願いします。



    次回のテーマは「■39■ 訳あり商品の見分け方(1) 【光の違いに注意!!】」です。
    お楽しみに!!


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    大宮華紋森本(染色補正森本)

    ■37■ 黒染め実情を考える

    • 2011.02.21 Monday
    • 22:17
    JUGEMテーマ:着物 きもの


     これは、あるご婦人が喪服のお手入れを2枚持ち込まれた時のことです。
    1枚はご本人のもの。もう1枚はお嫁さんのものだそうです。

    「うちの嫁は行儀が悪いのでしょうか? 方々こんなに白く汚して! 
    どのような着方をしていたのでしょうね?」

     拝見すると、お嫁さんの喪服は白く擦れた跡がかなりの範囲で見られました。
    特に手を持っていく箇所や、もたれかかったと思われる箇所に多く確認できます。
     私にとってこれは日常よく目にすることであり、ご婦人には次のように説明しました。

     「この喪服は最近のもので、『濃染黒・のうせんぐろ』といって黒をより黒く見せるため
    表面に樹脂加工が施されたものなのです。
     この樹脂が生地の表面を硬くするため弾力がなくなり、擦れた跡が戻らなくなったのです。
    これは毛羽状になるスレではなく、生地の表面が押さわった状態で白けたものです。
    どなたがお召になってもこのようになります。お嫁さん、決してお行儀が悪いのではありませんよ。」

     続いてご婦人の喪服を拝見しました。
     昭和半ば頃のものでしょう。お嫁さんのと比べると黒は浅く感じますが本来の染の黒でした。
    もちろん、こちらには白けなどはありません。衿と袖口の汚れのみで、簡単に直るものでした。

     さて、このご婦人。
    ご自分の喪服は安物で、お嫁さんの方が上物だと勘違いされていたようです。

     無理のないことかもしれません。
    従来の黒と比べると今の黒は圧倒的に深みがあるので肌の色も引き立ちます。
     しかし非常に摩擦に弱いため、お客様のお手元に届くまでにもすでに白けてしまいます。
    例えば販売会や紋入れ加工中。仕立て中などでは最も起こりやすいのです。

     この白けは樹脂が原因であるため直すのは少々困難。
    例え直ったとしてもこの症状は繰り返される訳なのです。
     濃染黒は喪服や男物の黒紋付などの無地物に限ります。
    黒留袖(江戸褄)やその他模様を配した黒地の染物には使われません。


     困りものですよね。
     見た目が美しくても、着用で白けて目立ってしまうというのは
    着ていて気持ちのいいものではありません。
     近頃このような黒が主流のようですが、どうして改善されないのでしょう?


     私もその疑問が続いています。
     思うに、売れていく喪服の数は多いのに、その数に反して
    この類の苦情が製造元まで届いていないのではないのか、ということ。
     それは着用されるより、タンスの中に眠っている方が圧倒意的に多いからではないのか・・・。

     販売側に尋ねると「売るのが目的ですから、見た目の黒の色が勝負です」と返ってきます。


     え!!売れればその後のことはどうでもいいって事ですか?
    着物は「着るもの」なのだから、着用時にトラブルが出ては意味がないのに・・・。


     あ!なるほど。
    そういう実情があるから、
    先生のところで黒紋付を依頼した時、黒を選ばせてもらえたのですね。


     その通りです。
    現在の黒の実情をご説明した上で
    濃染黒に使われる樹脂の量をお客様に選択していただきます。

    簡単に言えば、

         既製品のまま。黒は濃いが白けやすい
         樹脂を全く入れない従来の黒
         白けが目立たない程度に樹脂を入れる

    結果、ほとんどがの「程よく黒い」を注文されます。


     黒染めの性質をよく理解し、リスクの説明を受けられるお店を選ぶべきなんですね。
    着用してから「こんなはずじゃなかった」では悲しいです。
     呉服屋さんでも「より黒が深く美しい」は売り文句のようです。
    でも、それだけではいけないということなのですね。

     先生、昔はこのようなことはなかったんですよね?


     昔の黒は確かに浅かったですね。
    しかし、より黒を黒く見せる方法として、生地で表現していたようです。
     例えば繻子とか、シボの高いちりめんとか。ただしちりめんは縮みやすいですが。
    高級ですがビロードなんかは起毛ですから特別深みが出ますね。


     そういえばアンティークで時々見かけますね。
    昔は生地の織り方での工夫をしていたのですね。

     ところで・・・。
     今では熱も冷めたのですが、少し前まで大のアンティークファンでした。
     アンティークの着物は今にない大胆さで魅力的なのですが、
    求めようとするといろいろと失敗が付き物のようです。

     先生!次は、メンテナンスのプロの観点から、
    アンティークやリサイクル着物の上手な見極め方を教えていただけませんか?


     ほほぅ。これはかなりの情報量になりますよ・・・。
    では、リクエストにお答えして考えてみましょうか。


     はい!ありがとうございます!!




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    大宮華紋森本(染色補正森本)

    ■36■ 彩色紋

    • 2011.02.14 Monday
    • 22:27
    JUGEMテーマ:着物 きもの

     夕波兎・大宮花紋(彩色紋)



     「夕波兎」【大宮華紋(彩色紋)】

     今回は「礼装に彩色紋は大丈夫なのか?」というテーマですね。

     まず彩色紋とはどういうものなのか。
    簡単に言えば「色の付いた紋」のことなのですが、
    まず皆様は刺繍紋花紋などのお洒落紋を想像されると思います。

     では色の付いた紋はいつ頃から現れたのかをお話しましょう。


     前々回で申し上げた、庶民が紋を付け出した江戸の元禄頃。
    お洒落のために様々な色の付いた紋も現れました。
     伊達紋加賀紋が普及しだしたのもこの頃ですね。
     小夏さん、一般には伊達紋加賀紋などの違いは曖昧なのではないでしょうか?


     そうですね。伊達紋という言葉は、先生からお聞きして始めて知りました。
    それまでなんとなく曖昧なイメージのまま加賀紋・花紋を認識していたので、
    明確な違いなど意識したことがありませんでした。
    そういえば、「加賀紋」「花紋」共に、刺繍の印象が強いですね。

    先生から教えていただいた伊達紋は、着物との組み合わせのストーリーや
    大胆で遊び心のあるデザインがとても新鮮でした。
    それまでのお洒落紋のイメージとは違う物でした。


     では伊達紋、加賀紋他、様々なお洒落紋について詳しくは当社ウェブサイトからどうぞ。
    http://www.omiyakamon.co.jp/kamon/date/index.html

     一方、礼装は染の着物であり、
    江戸時代から五つ紋の施されたものが最も格が高いとされてきました。
    どんなにカラフルな友禅文様でも、紋は白抜きされた紋場に墨で上絵が描かれます。
    モノトーンの家紋はまた別の世界なのですね。

     家紋は家のシンボルであり、紋の施される箇所は紋を崇めるように文様が配されます。
    家紋が如何に大切にされていたかということが当時の着物から伺えます。

     洋装が普及してきた明治の頃から着物はフォーマルの道を歩みます。
    カジュアルであった彩色を施した洒落紋がどんどん除外され、
    大正時代には加賀紋などはほとんど姿を消します。

     色の付いた紋は礼装には不向きであるというのは以後も続いているようですね。


     私が考案した彩色法である「大宮華紋・おおみやかもん」もカジュアルからスタートしました。
    ところが礼装である色留や訪問着にはけっこう注文が入ります。
     第一礼装である黒留にもまれにですが依頼はあります。
    さすがに喪服にはまだありませんが(笑)

     しかし「葬式用の黒のネクタイに派手な色の花の紋を入れて欲しい」
    という依頼を受けたことはあります。
    「お葬式用にとんでもない」と私が話すと
    「ネクタイの下辺りですから隠れて見えません」と返ってきました。

     結局「薔薇、百合、蘭、菊、桔梗」の計5本の制作となりました。
    しかし見えないのに何故?
     江戸時代に繰り返された禁令時代では、豪華な文様を裏地や下着に。
    人にとって、スリリングはある種快感なのでしょう。

     人とのちょっとした違いがお洒落につながるのですね。

     小夏さん、いかがでしょう?
     家紋の白と黒の世界とは違って西洋の紋章はカラフルですよね。
    これからの着物は
    フォーマル着であっても彩色紋が受け入れられる時代がくるのでは?と思います。

    勲章
     例えばこの勲章のように!






     そうですね。
     例えば留袖などは裾模様で、上半身は無地です。
    そこに色彩豊かな彩色紋を入れるというのは、紋にとって格好の舞台のようにも思えます。
    よく、「留袖は上半身に柄が無いから、テーブルに着くと寂しくなる」
    と仰っているのを耳にすることがあります。
    そこに彩色紋が入っていれば、テーブル席も華やぎますよね。
    また、彩られた家紋はそのデザインもより引き立てられ目を惹くでしょうし、
    見る人の目を楽しませてくれるのではないでしょうか?



     当社ウェブサイト「大宮華紋」
    http://www.omiyakamon.co.jp/omiya/index.html


    次回のテーマは「■37■ 黒染め実情を考える」、
    黒染め(主に喪服)の問題点についてです。お楽しみに!

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    大宮華紋森本(染色補正森本)

    ■35■ 女紋とは

    • 2011.02.07 Monday
    • 22:03

    JUGEMテーマ:着物 きもの


     「女紋」という言葉は東日本ではほとんど知られていません。
    何故なら女紋は関西を中心とした西日本の習慣だからです。
     一般に家紋は一家で共有しますので、夫婦は同じ紋のはずです。
    しかし、関西では正式な場でも夫婦の紋が異なることが多々あるのです。

     昔からいろんな面で東日本と西日本では文化や習慣の違いがあり
    紋の使い方も例外ではありません。
     しかし、これが様々な誤解の原因になっていましたから困ります。
    紋ひとつで離婚にまでなった話もありますから驚きますね。

     
    女紋と呼ばれるものには定義はなく、その場限りで適当に解釈されてきました。

    では、例を挙げてみましょう。

        母譲りの紋

        家紋から丸を外す

        五三桐・蔦・揚羽蝶

        女性専用の紋

        女性らしいデザイン

        男紋とは異なった継承

        地域によって習慣が異なる

        嫁ぐ時に持っていく実家の紋

        嫁の紋

      女紋は小さい

     などなど、このように様々にいわれていました。
    仮に共通点を挙げるならば、その家の家紋(男紋)とはデザインが異なるということです。
     しかし最後のは、着物に付ける場合の
    「男紋に対して女紋は小さい」というサイズを示したものです。
    この場合、女性は家紋を共有しているので、私の申し上げる女紋ではありません。

     ところで小夏さんのところは中部地方ですから、東と西の文化が入り混じっていますよね。
    小夏さんから女紋についてちょっと語っていただけませんか?



     私の地方では、女性が着物に入れる場合には
    上記のように家紋から丸や角などの枠を外すのが主流のようですが、
    女性が使う紋を特別に「女紋」とは呼んでいなかったようです。
    「おんなもん」というと紋のことではなく女性用の物「女物」という意味に取られてしまいます。
    「女紋」という言葉は、景先生と知り合ってから知りました。

     あ、ですが、中には例外もあって、代々続く旧家などでは
    その家の女性だけが使う紋を持っていらっしゃるお宅もあります。
    私が知っている限りでは家紋に女性らしい装飾枠をつけたものでした。
    この場合、女紋の元となる家紋には枠がついていないようです。

    ですからこの場合は上記のになるんでしょうか。
    嫁いで来たお嫁さんも含め、この家の女性は全てこの紋を使うそうです。
     


     この場合、の女性らしいデザインの外枠を付加して、家紋(男紋)と区別されていますね。
    おっしゃるように家紋(男紋)同様その家に伝える女紋ですね。
    これは「替え紋」という女紋に分類され大家に多い形です。


     外枠を外すのは関西から始まった習慣です。
    西は九州の北部あたりまで。東は中部地方の東部まで行き渡っています。
    静岡県でいえば大井川が境目ですね。
     これは「削除」といって家紋からの変化の中で一番手っ取り早い方法ですね。
    「アレンジ紋」に分類されます。

     東日本から京都へ紋入れ加工を依頼の際、
    丸付きの紋の場合に業者や加工職人がお客様の了解得ずに
    丸を外してしまうことが多々ありました。もちろんトラブルが発生します。
     私がこの仕事に就いたのは1965年。長年ずっとこの問題で頭を抱えていました。
    しかし最も大きな問題は女紋の継承です。

     関西は上記の母系継承という女紋の形が主流です。
    結婚して苗字が変わっても母の紋を継承し続けるというものです。
    つまり曾お祖母さん、お祖母さん、お母さん、娘、孫娘へと、女の子が絶えるまで続くわけなのです。

     これが「夫婦で紋が違う」「結婚しても婚家の家紋を使わない」などの理由です。
    東日本の方たちに誤解されるのは当然のことですね。
     関西の方に東日本にはこのような習慣がないという話をすると、逆に驚かれてしまいます。

     今まで家紋研究家がこの問題に取り組まなかったのは、
    女紋は家紋(家のシンボルとなる紋)ではないからです。
    テレビの「ケンミンSHOW」同様、民俗学になるのですね。



     なるほど。女紋は民俗学ですか。
    女紋の風習の違いは、家での女性の立場や関係性の違いのようにも思えますね。
     なんだか興味深いですね〜。

     ん?
    でも、どうして着物ドクターがこの問題に取り組むことになったのですか?



     これはよく尋ねられますね

     今までにも業界から
    「なんで染色補正師が
    大宮華紋(彩色家紋集)』なんかやらはるのですか?」
    などとよく言われました。
     それは 『女紋』 『家紋を探る』 の出版の時も同じです。「部外者が」とよく言われます。

     染色補正師はドクターですからね。
    直すのと同時に予防にも力を注がないと駄目だと思います。
    紋によるトラブルも解消したいと思うのは自然なことでしょ?
    それにもっと紋を楽しんでいただければ、とも思います。

     著書『女紋』の内容は女紋の実態調査から分析。
    そしてそれらを「6つの習慣」として分かりやすく分類しました。
    また歴史やトラブル解消法などなど。情報は満載です。



     あぁ、そうだったんですね。納得です。
    同じようなトラブルが繰り返されるのを見ていれば、
    どうにかしたいと思われるのは当然ですね。
     きっと先生の本を読まれて救われた方も多くいらっしゃるでしょう!



     お陰さまで出版後は「長年のわだかまりが解決しました」などの内容のメールやお手紙、
    またお電話など沢山いただき本の売れ行きも順調です。
     『女紋』には「大宮華紋(彩色紋)」もカラーページで紹介していますので、
    彩色紋の注文もいただいています。



     あ、やっぱり。
    「女紋」の複雑さゆえに困っていらした方も多かったでしょう。
    先生、とても為になる本をありがとうございます!

     女紋といえば・・・先生の大宮華紋のように
    装飾的なお洒落な紋をつけて楽しむことがありますが、
    彩色された色つきの紋は礼装にはどうなのでしょう?



     その質問もよく受けますね。
    では次回は「彩色紋」とうことで…



     はい!では次回を楽しみにしてます。


     
     景先生著書のご案内
    文中にも出てまいりました 森本景一著 『女紋』 は、
    大宮華紋森本(染色補正森本)サイト内にて好評発売中です。
    ご希望の方は、注文ページよりご注文下さい。
    詳しくは、こちらへ。

    http://www.omiyakamon.co.jp/onna-mon/reservation.html


    次回のテーマは「■36■ 彩色紋」です。お楽しみに!


     

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    女系の絆 女紋


    『 女 紋 』  森本景一 著 
    A5版135頁 1,500円(税込)

    ご希望の方は「大宮華紋 森本」サイト内、『女紋』販売ページよりご注文頂けます。

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