■8■(1) ガード加工について

  • 2010.07.12 Monday
  • 00:05
JUGEMテーマ:着物 きもの


  Dr.景です。
さて今日はガード加工について話していきますね。
ガード加工については皆さん賛否両論なんですが、
小夏さんはどのように思っていらっしゃるでしょう?


 そうですね・・・。
絹本来の風合いを損なうとか、通気性が悪くなるとか、そんな話も耳にしますが、
私自身の経験では、加工したことによりメリットの方がが大きかったので
自分や家族の着物にはガード加工をしています。
(風合いや通気性の悪さというのは特別気になる事はありません。)
本来の絹を存分に味わうには、加工しないに越した事はないと思うのですが、
近頃の着物には販売される時点で、すでに色々加工されている物も多いですよね。


 確かに近年は絹に様々な加工が施され、
本来の絹の風合いは失われつつあるかもしれません。
そうそう。「ガードをかけることにより、せっかくの絹を化繊化しているのではないのか!」
と言う声もよく耳にしますね。本当に絹のファンなんですね。

しかし、本来の絹を楽しむ以前に、
メンテナンス面での不安が着物を着る機会を少なくしているのも確かだと思います。
ガード加工代は安心代だと考えればいいのです。


 はい、確かに。
ガード加工することで臆することなく絹の着物を着られるようになりました。

あ、先生!ガード加工って、各社いろいろな名前で出ていますよね?
メーカーによって効果の違いとかあるんですか?



 そうですね。各社少しずつあると思います。
例えば撥水効果や撥油効果です。
しかしそれは数字レベルであって、そんなに大きく開きが出るものではありません。


 え?撥油効果もあるのですか?
油ジミは防げないと聞いたことがあるのですが。


 ガード加工はフッ素樹脂を使っていますので、水には強いですが、油には弱いですね。
何もしていないよりはマシだと解釈してください。



 なるほど。何もしていない状態よりは発油効果がある・・・という程度なんですね。
では水性のシミには効果抜群ということですか?


 水には強いですが、浸透性の良いものは防ぎ切れませんので注意してください。
例えば、ジュース、酒、熱いものもです。油の混ざっている食べ物も要注意ですね。


 そうなんですか。水性のものなら何でもという訳でもないのですね。
では、汗は?



 流れる汗は水滴となり弾いてくれます。
しかし、体内から蒸気として出たものは残念ながら繊維に浸透していきます。
つまり蒸気や湿気は駄目ということです。



 液体の状態でないと弾いてくれないのですね。
では、湿気や蒸気は浸透するとなると、湿気による縮み防止にはならないのですか?


 そう、完全な縮み防止にはなりませんね。
ガード加工はあくまで大粒の水を防ぐものだと解釈してください。
例えば急な雨に遭うとか、食事の際に水をこぼしたとかです。
これは大きなメリットですよ。



 はい!それは経験済みです。大きな痛手にならずに済みました。
ガード加工は湿気による縮み防止にはならないのですね。分かりました。
では、本日はこのあたりで。

先生、次回「■8■ ガード加工について(2)」もよろしくお願いします!

※近年まれにですが、著しく撥水効力の弱いものが見うけられます。このような粗悪な加工は例外といたします。

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