■21■ 帯のお手入れ

  • 2010.10.18 Monday
  • 22:19
JUGEMテーマ:着物 きもの


 先生。
正絹の帯は水に浸けられないと聞いたことがあるのですが、
お手入れできないのですか?
汚さないように気をつけるしかないということですか?
汗が付いたりしたら乾かすしかないのかなぁ・・・?


 そうだね。
正絹でも塩瀬や紬などの染帯は水に浸けられますが、織物となると話しは別だね。

 まず織物は先染めと言って染めた糸を織ったもので、織り上がってからは水には通さない
だから水に浸けると風合いが変わったり、縮んでしまって戻らなくなる
特に引箔は紙に箔を貼り付けたり、塗料などで着色してあるので、
水や溶解力の強い有機溶剤での洗いは危険なんだよ。


 じゃぁ、やっぱりお手入れは諦めなきゃいけなんですか?


 これからが私の答え!
「汗ジミは乾けば一時的に見えなくなるが将来必ず変色する」のはすでにご存知ですね。
帯もお手入れしなければ後にシミとなって出て来ます。
帯全部は水に浸けられないにしても、部分的に、しかも短時間なら水も大丈夫。
つまり、繊維にダメージを与えないうちにシミを適切に処理すればいい。


 そんなことが出来るのですか!


 ただし限られた範囲だけどね。
具体的には汗の付いた場所を水で軽く濡らし、汗の成分の溶けた分だけを取り除く。
繊維を長時間濡らすことは危険なのでこの作業をこまめに繰り返す。
食べ物などの水性汚れについても同様。
古いシミなどは場合によって漂白だって可能ですよ。


 水で腰がなくなったように柔らかくなったりしないのですか?


 その時は樹脂セット加工(2千円)で風合いは戻るから心配いりませんよ。
やっぱり予防策としてガード加工をしておくにこしたことはないですね。


 なるほど。
やっぱり帯のお手入れは、素人の手では無理ですね。
ガード加工、帯にもメリット大なんですね。



次回のテーマは「■22■ 染め替えのリスク」です。お楽しみに!


大宮華紋森本(染色補正森本)

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