■46■ 訳あり商品の見分け方(9) 【未仕立て品 <5:緑青(ろくしょう)>】

  • 2011.05.16 Monday
  • 22:30
JUGEMテーマ:着物 きもの


 さて「訳あり商品の見分け方シリーズ」今回が最後となりました。
小夏さんいかがでしたか、このシリーズ。



 訳あり商品も確認すべきチェックポイントを押さえておけば
失敗することなく、お得にお買い物できるわけですね。
このチェックポイントを、お直しのプロから教えていただければ怖いものなし?(笑)
そのようなトラブルの着物たちを、長年見続けてきた先生から教えていただけるのは心強いです。
この成果を試せる日が楽しみですね。



 今回は以前にも取り上げた「緑青」についてです。
内容が重複しますので、詳しくは
「■17■ 緑青(ろくしょう)」こちらを見てくださいね。

 緑青は着物に使う金彩に発生した青緑色の錆のことです。
せっかくの美しい金彩がこの緑青によって台無しになることが多々あり、
和装業界では問題の一つになっています。
 訳あり商品をお求めになる場合、
新しいものなのか古いものなのかは、この緑青の程度でも判明します。

 緑青は最初綺麗な緑色に変色します。
原因がベンジン用ソープの残留なら、
この初期段階では溶解力の強い溶剤での洗浄で落ちてしまうことがあります。
 変色は年月とともに茶色に変色し、やがては黒くなります。



 あ!そういえば。
新品の商品でしたが箔が黒ずんでいるものを仕立てに預かったことがあります。
金の残っているものと交じり合っていましたので、
購入された方は、初めからそのような色と認識されていたかもしれませんね・・・。
 耳が黄色く変色していましたから、作られてから長く置かれた商品だったのでしょう。
お店の方は古いものであることは分かっていらっしゃると思いますが、
箔の変色には気付いていらっしゃったかしら?



 売る側は当然分かっているでしょう。プロなのですから。
多分ベンジン洗いでのソープの残留が原因ですね。
すでに変色しているところからしてかなり古い物なのでしょう。

 変色が進むと洗い落とすことは不可能です。
茶色に変色した時点で生地の劣化が見られ、摩擦で破ける可能性があります。
単にシミだと思ってご家庭でベンジンを使ってのブラッシングは大変危険なことです。
 我々の作業での事ですが、上手くいけば漂白という手段で分からなくなる場合があります。

 購入はこれらのことを十分わきまえた上で決断してくださいね。


 アンティークでは金彩部分が緑青段階を通り越し真っ黒に変色したものがよく見られます。
ファンにとっては、これらの変色や退色なども魅力として目に映っていることもあるのでしょうね。


 そうですね。
変色で本来の色が褪せたり沈んだ色合いになっていたり、
アンティークはそのくすんだ色合いがいい雰囲気に感じたりするのですが、
それがトラブルに繋がっては何にもなりませんね。



 魅力となると人の汗や汚れなども気にならなくなるのでしょうか?
 私は潔癖な性格ですから、衣料に関してはちょっと引いてしまうかもしれません。
しかし、子供の頃から骨董品が好きで、錆も磨き込むとまた別の魅力を感じるのは理解できます。
 仏像などは黒い方が迫力を感じますね。
古いものの美しさは時間の経過も相まっているのですね。



 あぁ、そうですよね。
潔癖な方にとっては古着はあまり気持ちのいいものではないのでしょうね。
 私もあまりシミや汚れのひどい物は遠慮しますが、
状態のよいものなら多少のことは気にならないです。
だって、今にはない遊び心や色使いなどそれを越える魅力がありますもん。

 それに、私には先生という心強い味方がいますから!
(景先生、またお直しよろしくお願いしますねっ。笑)

 それから最後に、緑青は湿気なども原因になると以前教えていただきましたよね。
着用後はよく乾燥させてから収納するようにすればいいのですね?


 それはそうなのですが…
う〜ん、それだけではまた別の問題が発生するかもです。


 でも、着用後は乾燥させてから仕舞うのは常識ですよね?
何か問題でもあるのですか?


 一般常識と言われているもの中には
私からすれば
「ちょっと待って!」というものがあります。
ではこの問題は次回ということにしましょう。



次回は「■47■ Dr.景流 着物の管理 【1、着用後の乾燥?】」です。
お楽しみに!
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■45■ 訳あり商品の見分け方(8) 【未仕立て品 <4:染ムラ>】

  • 2011.05.09 Monday
  • 22:38
JUGEMテーマ:着物 きもの


 染め斑(ムラ)とは、染め物が均一に染まっていない状態のことを指します。
それは模様場であったり無地場であったり様々です。
模様場のムラは手差し友禅の場合に多く、手作りの味と難との見解が難しいといえます。



 手作りならではの味と難物との見解ですか・・・・。
これは難しいですよね。個人の感覚にもよるでしょうし。


 そうです。
 手作りの味が分からずクレームをつける方もいれば、
明らかな失敗作を満足している方もいらっしゃいますね。
 見解とは、作り手側と見る者側とでも異なります。
つまりは手にしたご本人が心地良いか否かでしょう。



 なるほど。
「難と分かっていても好きだ」なんてことありますもんね。
「明らかな難物」でも、手にした方の想いが「味」に変えてしまうこともあるわけですね。
好きならば「痘痕もえくぼ・・・」でしょうか。(^^)


 さてここで取り上げたいのは、
一反の反物の中で極端に地色が濃淡に染め上がってしまったものや、
色目の違うものなどの難物
のことです。
 これらの難は反物状態では分かりにくく、お仕立て後に初めて発覚することが多いのです。
つまり本仕立てや仮絵羽など、合い口が合わさる事によって色の違いが見えてくるというものです。


 そうですね。反物の状態で広げてみただけでは、
明らかな違いがない限り各所の色の違いには気付き難いですよね。
 お預かりした反物でも、裁断のために各所を重ねてみて初めて色の違いに気付くことがあります。
そういう場合はお店の方も気付いていない場合がありますね。要注意です。
こういう染めムラはどのような商品に起こりやすいのですか?


 このような染ムラは浸染(焚き染め)ではほとんど起こらず、主に引き染めで発生します。
原因は様々で、染めの刷毛さばきや、染めるための下地の不手際の場合など。
さらには乾燥や蒸し(熱処理)の問題など、手作りの奥の深さを痛感させられます。

 これらは色ヤケと混同されることがありますが、
染めムラには前回お話した展示ヤケのようなパターンはありません。
ですから反物状態では殆ど見つけにくく、お直しが必要なものについてはお仕立て後になるでしょう。

 仮に反物状態で色違いが発覚した場合、
仕立てる前までに下直しをしておいた方が良い場合があります。
 それは仕立て上がってからの色合わせのリスクを少なくするためのものです。
 無地染めの場合で、直し代 が高額になる恐れのある時は
色抜きをして染め直した方が安くつく場合もありますから、業者とよく相談して下さい。

 ガード加工はもちろん仕立て後、問題がないか全てをチェックしてからにしましょう。
何度も申しましたように、これはガード加工が色掛け作業の妨げになるからです。


 色無地で「染めムラを色抜きをして染め直す」なんて事になったらちょっと悲しいですね。
お直しするより白生地から思い通りの色に染めてもらった方が気持ちがいいような・・・・?
そんな思いをしなくていいよう、判断・確認が出来るとよいのですね。




次回は、「■46■ 訳あり商品の見分け方(9) 【未仕立て品 <5:緑青(ろくしょう)>】」です。
お楽しみに!

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■44■ 訳あり商品の見分け方(7) 【未仕立て品 <3:色ヤケのチェック(仮絵羽編)>】

  • 2011.05.02 Monday
  • 22:19
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 今回は訪問着、留袖、振袖などの仮絵羽で売られているものを掘り下げてみましょう。

 仮絵羽類の多くは展示されるため、色ヤケしている確率が非常に高いです。

たたんだ状態で上前の裾模様を出し、展示されているもの。
あるいはその上部を表に整理され並べられていたものなど。

 これらのチェックポイントは肩山袖山衿山などの折れ筋です。
両手の指でつまんで広げて見ると汚れや変色が確認できます。

 また上前身頃おくみなどは、全面に変色の見られることが多くあります
下前や後ろ身頃と色を比べてみましょう。

 特に身丈を上下半分にたたんだ所の衿下にくる部分と、
もうその半分(4分の1)にたたんだところの胸の下あたりなどは、
折り目に沿って横により強く退色が進みやすい箇所です。

 それに左袖付けの前部分もチェックポイントになります。


 柄が見やすいようたたまれて、展示の際表に出ている箇所などは
長く光に晒されているわけで、ヤケている可能性の高い場所なのですね。


 そういうことです!
さらに衣桁にかけて長期展示してあったものは、広範囲にわたり退色していることが考えられます。
この場合の多くは着物の背面全体が退色しているため
その場では発見しにくいかもしれません。
 しかし、下前の上部(右胸あたり)両内袖(左右の前袖)は退色が進みにくいため
背面の退色度合いの目安になります。必ず見比べてみましょう


 この場合は柄全体が見渡せるよう衣桁に広げられている分、
たたんである場合よりも全体にヤケて退色が見つけ難いわけですね。
比べるべき場所を覚えていれば安心ですね。


 広範囲の変色は仮縫いの中の元色と比べて見なければ分からないことがあるので
以上のポイントチェックは怠らないようにしましょう。


 仮縫いの糸を解ければ確認しやすいですが、お店の了解がもらえるか・・・ですよね。


 尚、仕立て寸法が仮絵羽の寸法以内であれば、
脇と裾の折れ筋ヤケは仕立て時に縫い込みに入り、直さずに済みますから
価格によってはお値打ち品を見つけることができるでしょうね。

 しかし仮絵羽寸法より仕立て寸法の方が広くなる場合は、
ヤケ直しに高額な料金がかかることがあります
 また合い口の模様が合わなくなったり、柄が切れたりすることもあるため、
身幅や裄が広くなる場合より注意が必要ですね。


 そうですね。
柄の合う位置(身幅)というのはだいたい決まっていますから、
それ以上の寸法になると、柄(袖付や脇)が合わなくなる場合が出てきますよね。
(極端に細い体型の方も身幅が狭く、柄が縫い込まれてしまって合わなくなる場合がありますが)


 ヤケ直しと同時に合い口の柄合わせも、
心得のあるお店や業者なら最善の方法で対処してくれます。
これらも含めて購入前に、十分なご相談と見積もりを依頼することをお薦めします
 


 展示して柄を見せねばならない商品のため、ヤケはどうしてもついて回りますよね。
展示のリスクをよく理解して、商品を確認していらっしゃるお店なら
上手く対処していただけそうですね。


 以上の直し加工は仕立て上がってからでも可能ですが、
まず寸法を指定し仕立てる前に相談してください。
加工手順は業者に任せましょう。

 ただし、ガード加工は作業効率を落としますから、
全ての加工が終わってからにしましょう。


 仕立て前に効率よくお直ししていただく為にも、
ヤケの起こりやすい場所を知って確認するのが大切なのですね。
 ガード加工は直しが終わってからですね。
お店の方がこのあたりの事をよく理解していらっしゃると、私たち消費者も安心ですね。




次回は、「■45■ 訳あり商品の見分け方(8)
未仕立て品 <4:染めムラ>」です。お楽しみに!

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■43■ 訳あり商品の見分け方(6) 【未仕立て品 <2:色ヤケのチェック(反物編)>】

  • 2011.04.25 Monday
  • 22:36
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 色ヤケとは主に紫外線によって地色や模様が退色したことを指します。
 まれに保管中のガスによる変色も見られますが、
今回は長期間の展示が原因のものについて掘り下げてみましょう。

 ヤケ変色がひどい場合は、直らなかったり直せても高額な費用がかかったりと、
このあたりが訳ありになった原因ではないかと考えられます。


 そうですね。
先生もご存知の通り、私も経験あります。
 「訳あり」をうたった格安の商品で、難があるのを承知(お直しするつもり)で購入しました。
先生に直していただきましたよね。未仕立てですが上前に大きなヤケのある振袖。(苦笑)
 上前だけに柄があり、あとは無地というシンプルな振袖でしたので、
袖を詰めて色留袖として再生したのでした。大宮華紋も入れていただいて。
 ひどいヤケを、素人判断でお直しお願いしてしまいましたが、
「これは酷いなぁ・・・」と仰りつつも魔法のように直していただきました。
その節はご面倒おかけしました。

 それ以来その安心感から、少々の難ありは「スペシャリストがついてるから〜」なんて
多少、気にならなくなってる自分がいたりして。(汗)
 先生にはご迷惑かけてます。すみません・・・。


 そう言えばそんなことがありました。小夏さんからの最初の仕事でしたね。 
 それでは対象となる商品を、反物と仮絵羽とに分けてお話していきましょう。


 はい!よろしくお願いします。


 では今回は反物の色ヤケ、チェックポイントについてです。


 色無地(反物)
 四丈物(表生地三丈+八掛一丈)の場合は、
表地と八掛の境目で折り返し、その部分を出して展示することがあります。
 まずこのあたりを十分チェックしてください。

 ヤケ変色箇所は、変色していない部分と比べてはじめて発見できます。
反物を広げるスペース確保が必要です。
 
変色箇所が中に巻き込まれていることもあるため、
反物の入り口はもちろん
のこと、中まで十分チェックを忘れないようにして下さい。


 小紋染め着尺(反物)
 反物の入り口が変色していることが多いです。
中には入り口から一丈もの広範囲に渡って変色しているものもあります。
時には
反物の途中で折り返して展示してあることもあるため、
一応全体のチェックが必要
です。

 これら色無地、小紋染め着尺の反物のヤケが発覚した場合、
仕立ての際の裁ち合わせ次第で、お召しになるのになんら問題ない場合もあります。

 それには、変色していない方から寸法を無駄なく取り、
残り生地(裁ち出す部分)に変色部分をあてます。
 どうしても隠せない場合は下前身頃(右前身頃)にもってくれば、
着用時には殆ど分からなくなります。

 仮にヤケ直し加工を必要とした場合でも、
仕立て上がれば下前身頃は外から見える面積が少ないため
加工料金は比較的安価で済まされます。

 上手くいけばお買い得品にあたる確率は高いのではないでしょうか。
どちらにしても機転を必要としますので信頼のおける仕立屋さんにご相談下さい。
もちろん当社でもご相談を承っておりますので、お気軽にお尋ね下さい。


 付下げ着尺(反物)
 反物の入り口から片袖、片身頃と変色していることが多いです。
つまり
右袖、上前(左前身頃)。広範囲だと左後身頃まで退色していることがあります。
 付下着尺の色ヤケチェックは、左身頃の脇の合い口と、
上前身頃とおくみ付けの合い口の3枚を必ず合わせて下さい。
 
付下げ着尺の場合は色無地や小紋のように
生地裁断時のやり繰りで隠せることはありません。
ご購入の前に十分ご検討下さい。


 以上の項目が反物の色ヤケのチェックポイントです。
ヤケがひどいものは反物の耳(側面)、また
反物の入り口の裏面も汚れやヤケがあります。
 お仕立てに差し支えがなくても、ヤケの程度の目安になります。
芯木棒の汚れも目安になることがありますので、この点にもご注意下さい。


 柄を見せる為に致し方ないとはいえ、お店で展示されてる間にもヤケは起こるのですよね。
長く保管されていたものなどは耳から黄色く変色が見られることもあります。
仕立てに預かった着尺にも時々見られる難です。
 微妙な色の違いの為、出来上がった時に隣り合う箇所の生地同士を並べて見てみないと
ヤケに気付かない場合もありますよね。

 お店で反物を目一杯広げるというのは、消費者の側からするとやりにくいですよね・・・。
 購入してすぐ、そのお店で仕立てに出すなら、
お店の側で対処してくださる場合が多いとは思いますが、
その時は安いからと購入だけしておいて、時が経ってから仕立てに出す場合は要注意ですよね。
 仕立てる時になって着用に差し支える難が見つかっても、
購入したお店ではもう対処してもらえないかもしれないですから。


 う〜ん、そうですね。
まず、お店では簡単に対処できないから「訳あり」になるというケースが多いんじゃないのかな。
訳ありの箇所を確認できれば一番よいのですが…
 どちらにしても、難が見つかれば購入先に即相談ですね。


 そうですね。なぜ訳あり価格なのか、
その箇所が分かりやすいよう、提示してあればよいのですよね。


 それから最後に、
もしガード加工をかける場合は、
仕立て上がって、全てのチェックを済ませてからにして下さいね。



次回は、「■44■ 訳あり商品の見分け方(7)
未仕立て品 <3:色ヤケのチェック(仮絵羽編)>」です。お楽しみに!

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■42■ 訳あり商品の見分け方(5) 【未仕立て品 <1:シミのチェック>】

  • 2011.04.18 Monday
  • 22:07
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 新品で未仕立てなのにも関わらず、
格安で売られている大半の商品には何か理由があります。
 倒産品や単に古いなどその理由は様々ですが、
その訳を表示していない場合や販売側も気づいていない難物など、
仕立て上がるまで発覚しにくい場合が多々あります。

 どちらにしても後にトラブルにならぬよう
購入の際には十分なチェックが必要ですね。



 安く購入できるのは嬉しいですが、
安いのには安いなりの理由があるのですね。



 そうです。では本日から数回に分けて
そのチェックポイントについてお話していきましょう。
項目は以下の4つです。


 シミのチェック

 色ヤケのチェック

 染ムラのチェック

 緑青のチェック


 それでは、始めましょう!

 シミのチェック
 シミは比較的見つけやすいため、まず一番のチェックポイントとなるでしょう。
しかしシミと一口に言っても様々なものがあり、
簡単に直せるものもあればかなり困難な場合もあります。
特に訳あり商品については十分なチェックが必要です。
 直すのに困難なものとは、変色した古いシミなどです。

 
付いた当初は見えないモノでも、そのほとんどはやがて黄色く、
進めば茶色っぽくなってきます。

 またそのような変色ジミの予備軍についても気をつけなければなりません。
そして多くのシミは熱をかけることにより、落としにくくなりますからご注意ください。


 では具体例をあげてみましょう。


 カビ
 最初は表面に白く粉が吹いたように出ます。
この段階では水洗いなどで綺麗に落ちてしまいます。

 しかし気がつかずにおくと時間と共に黄色くなり、やがては茶色に変色してきます。
そうなれば漂白を必要とし高額な補正作業になってきます。

 特に織物の多くは漂白による直しが困難であるため、
生地の両面にわたる十分なチェックが必要です。



 汗染み
 汗は乾けば見えなくなるということから、軽視されることが多いのです。

未仕立ての着物とはいえ油断は禁物です。
何故ならお店や展示会での試着の際に付着することも多々あるからです。

 仮絵羽もののチェック箇所は、まず両胸の袖付け下あたりです。

変色してなくても水型のようなものが見えれば要注意です。
 
反物といえども安心はできません。
小紋や付下げなども着物の形に試着できますから要注意です。
お買い物される皆さんも試着の際には十分お気を付け下さいね。

変色するまでの汗は水洗いで落とせますが、変色してくるとそう簡単にはいきません。


 口紅、ファンデーション
 これらも試着時に付く可能性が高いため、新たに付けないようご注意頂きたいものです。
しかし化粧品の油性のシミはベンジンやシンナーなどで落とすことができるため、
その多くはさほど問題ではありません。



  血液
 知らない間に手を怪我していた。こういう時にうっかり付けてしまします。

付いて直ぐなら水で簡単に落とせますが、ここはプロに任せること!

 下手をすると、水により血液が染まり込み、
生地は膨潤(ふやけ)をおこし擦れて直らなくなります。

 さらに気をつけないといけないのは、
時が経ってなくても熱をかけると落ちにくくなるということです。
 購入後の
湯のしやアイロンは禁物です。
体液など動物性タンパクは、熱によって固まる性質があります。
決してお湯などでも洗わないで下さい。

 
クリーニング店でも着物専門でないところでは、
シミが落ちないままアイロンをかけてしまうという事例はよくある
ことです。


お店選びも慎重に行ってくださいね。


 はい!


 次回は、「■43■ 訳あり商品の見分け方(6) 
【未仕立て品 <2:色ヤケのチェック>】」です。お楽しみに!



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■41■ 訳あり商品の見分け方(4) 【アンティーク・リサイクル <洗い張りの注意点>】

  • 2011.04.11 Monday
  • 22:28
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 では今回はアンティークなど、かなり古いものの解き洗い張り(水洗い)についてです。

 帯などの織物を水に浸けるのがタブーなのは皆さんもご承知と思います。
しかしアンティークとなると染物でも安心はできません。

 アンティークは、第一に生地の劣化問題が挙げられるため十分な注意が必要です。
湯のしや洗い張りなどで生地が裂ける危険性が大きいのです。
カビの臭い消しとはいえ、うかつに水につけるのは非常に危険なことなのです。

 また生地の劣化以外に、
アンティークの友禅染めは顔料(水彩絵の具)を用いた仕上げを施したものが多く
それらは水洗いで取れてしまったり、泣く(にじむ)恐れがあります。

 例えば、植物柄の細かい部分や細いライン
松の荒枝(あらし)や花の葯(雄しべ、雌しべなど)。
また人形柄・人物柄の顔や着物のラインなどです。

 業者でさえも経験が浅いと、
うっかり失敗を引き起こしかねない
ので十分な注意が必要です。



 え!!
アンティークの友禅には、水につけると泣いてしまうものがあるんですか!!
それは充分に注意しないと危険ですね。
ん?でも・・・それじゃ、当時の人はどうやって洗ってたんですか?



 高価な手加工の友禅染めは水に浸けて洗うようなことは考えてなかったかもしれません。

刺繍を施したものが多いことからも、

当時の高級ものはプロによる部分的なシミ落とし作業が主であったと思われます。

 

その点、織の着物や羽織、型友禅(例外あり!)は水に浸けても大丈夫です。



 高価な手加工というと手描き友禅ですよね?
手加工と型友禅の見分け方ってどうなんでしょう?



 そうですね。
言葉や文章でお伝えするのは少し難しいかもしれませんが、
できる限り説明してみましょう。



 はい!よろしくお願いします。


 型染(板場染め)は、反物を板に貼り、
色別に何枚もの染型の上から、染料に溶いた糊をヘラで乗せて染めます。
 染料糊は生地の裏まで浸透しないため、色は裏まで染まりません。
従って裏を見れば型染だということが一目で分かります。



 なるほど。一目瞭然なのですね。
あ。でも、仕立て上がりでは裏を見ることは出来ませんが・・・。



 板場染めの見分けは簡単です。
決め手は同じ文様が繰り返されていることです。
当時は今の小紋とは違い、文様はかなり大きいですが連続文様には変わりありません。
 肩や袖の山で文様の向きが変わったり、また合口が合わないのも決め手です。

 次に型友禅の特徴のひとつに、
模様の周りの糸目(白いライン)の幅が揃っていないことが挙げられます。
 これは板場染(生地を板に張って染める)であるために起こる型のズレが原因です。
文様の色もずれてはみ出していることもあります。
注意をすれば直ぐに見分けが付きますよ。

 手加工では同じ模様の繰り返しはありません。
糸目の幅は揃って、彩色にも深みがあります。

 また数多く見ることで、型友禅の文様は裏まで染まっていない分
色目が浅いということも分かってきます。
 いずれにしても今の染物にはない特色が見られるのもアンティークの醍醐味ですね!



 なるほど。見方が分かっていれば、誰でも見分けることが出来るのですね!

先生!それでは、例外として水に浸けられない型友禅って、どんなものなんですか?


 そうそう、これ大事なんですよ。

この時代の型友禅は手加工と融合させたものもよく見受けられます。

型染でも刺繍や金加工、また水性顔料を使った仕上げの施されたものも少なくありません。

この場合は手描き友禅と同様の扱いが必要となります。

 


 なるほど!

アンティークはその性質をよく理解していないと危険なのですね。

 

お手入れに預けるなら、先生のようにアンティークの性質をよく理解した、

経験豊富なプロにお任せするのが1番ですね!!



次回は、「■42■ 訳あり商品の見分け方(5) 
【未仕立て品 <シミのチェック> 】 」です。
お楽しみに!



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■40■ 訳あり商品の見分け方(3) 【アンティーク・リサイクル <仕立て上がり品>】

  • 2011.04.04 Monday
  • 23:03
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 アンティークやリサイクル品の人気はまだまだ続いているようですね。
 特にアンティークは着物雑誌やブログなどに着こなしや、古布のアイデア商品も紹介され、
新たな魅力で私達の目を楽しませてくれています。



 そうですね。
一時は凄いブームでしたけど、まだまだ人気のようですね。
着物としてそのまま楽しむほかに、洋服へのリメイクや、小物、インテリアなど、
素敵なアイデアが沢山見られました。
 その主な魅力と言えば、現代では見られない色使いや柄でしたよね。
どうしてあの時代は“今にない楽しい着物”などが作れたのですか?



 それはね、明治期に洋装が浸透してきたことにあるのですよ。

 

日本国中が外国文化に目が向く中、和服業界のとった手段が模様の大きな改革です。

それは絵画的であったり、またその時代を反映した大胆な模様であったり。

アールヌーボーやアールデコの影響も大きいですね。

大正ロマンや昭和モダンという言葉、聞いたことあるでしょ?

 

化学染料が輸入され、それまで出なかった鮮やかな色も可能になり街は華やいだことでしょう。

当時の着物は私達に、その時代の遊びの心をたっぷりと満喫させてくれます。

 また現代にはない加工方法や生地なども魅力の1つでしょうね。
さらに、時代を経ることで起こる“染加工の退色というマイナス面”
「一つの味」として人々を魅了する要素じゃないでしょうか。



 退色!そう。そうですよね!
当時、目の覚めるような鮮やかさだったものが退色して・・・
それを見た私たちが「いいわぁ」と言っている場合もありますね。
 同じ着物を見ていながら、昔の人と私達とでは違う色合いで喜んでいる。
面白いですよね。



 そうですね、作者の意図とは違うところで感動しているのですから。                  

 

建築物や仏像などもそうですよね。制作当初はきらびやかな極彩色でした。                          
 あの有名なモナリザも制作当初はかなり明るく鮮やかだったのですから、
今のファンはどう感じるのでしょうね。


 さてアンティークですが、着用となれば様々な問題点が現れてきます。
その問題点とは大まかに分けて 「生地の劣化」 「サイズ」 「カビやシミ」 の3つです。
 アンティーク品は「万が一着用できれば儲けもの」
もし着用できなければ鑑賞用、あるいは古布として形を変える。
これくらいの覚悟は必要
でしょうね。



劣化の問題

 第一に生地や縫い糸の劣化があげられることから、衣料としての価値は低くなると思われます。
その多くは洗い張り(解いて水洗い)に絶えられず、
破れる危険性と隣り合わせだということを忘れないで下さい。
 もちろん着用時にも気をつけなければならないのは言うまでもありません。


サイズの問題

 現代の女性は平均的に体格が良くなり、
特にアンティークものでは全般的に裄や身丈が短いのが問題になってきます。
昔のものは生地巾も狭く仕立て替えにも限度があります。


 ◇寸法出しの注意点◇

  表裏、縫いしろが十分あるかどうかの確認。
 裏地は薄いので光に透かすことや感触などでは分かりにくいので注意。


  解く時に破れないように注意。

  縫込みの中の色を確認。
 光に当らない部分(縫込み部分)は退色が進み難いため、
 幅出しした分、表に出ていた生地と色の違いが出てくる場合があるので注意。


  折り山が摺れて傷になっているため、
 元の縫い跡の筋が消えにくいことが多い。ヘラ跡についても同様。


カビやシミの問題

 カビは表面に白く出た段階なら洗い落とせますが、
黄色から茶色や黒に変色したものを綺麗に直すのは容易ではありません。

 シミについても同様で、変色が進むと直せないものや、
直せても高額な費用がかかることもあります。



 以上はリサイクルにも当てはまります。
ご購入の際にはその点の検討も必要ではないでしょうか。



 そうですね。
アンティークやリサイクルの場合、生地が作られてから経た年月もありますし、
着用されていたものの方が多いでしょうから、
生地の傷み・汚れ・退色は確実に注意すべき点ですよね。

 シミや汚れ・カビというと、「洗い張りを・・・」と、まず頭に浮かぶのですが、
アンティークのように、作られた時代が古いもの、また作られてから年月が経っているものは
生地の劣化の他にも注意する点があるのでしょうか?



 はい、生地の劣化の注意はもちろん、
アンティークにはアンティーク特有の注意点があるのですよ!
 

 え!?アンティーク特有の注意点ですか?


 そうです。では、それは次回ということで。



次回は「■41■ 訳あり商品の見分け方(4)
【アンティーク・リサイクル <洗い張りの注意点>】 」です。
お楽しみに!


 

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■39■ 訳あり商品の見分け方(2) 【光の違いに注意】

  • 2011.03.07 Monday
  • 21:57
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 前回最後、「光の種類で色目が異なる」に少し触れましたね。
これは訳あり商品に限らず衣料購入の際にとても大切なことです。

 本題の「訳あり商品の見分け方」に入る前に
今回は光についてもう少し掘り下げてみましょう。



 はい。よろしくお願いします。


 人工照明というのはそれぞれ、その使用目的に合わせて作られるわけです。
 例えばお肉屋さんのショーケースには赤味の光
 野菜売り場では青味の光
これが逆だと鮮度は著しく落ちたように見え、食欲をそそりませんね。

 色の演出はそれだけ重要であり、また間違えればとんでもないことにもなります。

 そうそう女性ならば、青白い「昼光色」の蛍光灯でメイクをした場合、
太陽光では本人が思った以上に赤味になる危険性がある
んですよ。

 私は若いころにこのような失敗がありました。
太陽光の入らないデパートで衣料を購入していた時のことです。
家に持ち帰り太陽光で見てはじめて、思った色と違うことに気がつくのです。
 そういうことが続たため、衣料購入は表通りに面しているメンズショップに切り替えました。
その店は雰囲気を優先していたので店内の照明はシャンデリアや白熱電球でしたが、
購入時には必ず表に持って出て、色を確認したものでした。

 しかし太陽光も厳密にいえば、時間帯や季節によって色の見え方(演色性)が異なります
写真家は風景を写す際に、それによる色の差をカラーフィルターで補正します。

 色の見え方は、人工照明となるともっと複雑です。
従来からの白熱電球・スポットライト・水銀灯

また最近増えつつあるクルマのデスチャージ(白色)やLEDなど。
 特に我々の生活に密着している蛍光灯だけでも
白色・昼光色・昼白色・電球色・自然色
など、種類がことのほか豊富なのですね。
これら全て、色の見え方が異なるのは言うまでもありません。

 前回小夏さんのおっしゃった「自然光で見られるのが1番

 確かに「太陽光が正しい」としましょう。
しかし実際着物をお召しになるシーンというのは太陽光の下が多いのか否か?
 そう考えれば着物を含めた衣料の試着室では、自然光はもちろん、
他に何種類かの人工照明の切り替えが可能な設備が必要なのではないでしょうか。



 確かにそうですね・・・。
 着物を着て行く場所、目的。
実に様々でその時々の光線の違いで色合いも違って見えるわけですね。
けれど、その着物を手にする時には着用場所のことまで頭が回りません。
手にした時に感じた色合いで判断してしまいますよね。

そう考えると、基準とするのは自然光での色合いが1番いいのかな・・・と思っていたのですが。
う〜ん。難しいですね・・・。

 一応、私が着用するときには、屋外・屋内どちらがメインか、
また周りの環境・風景はどうかを考えるようにはしています。
食事などがメインの場合、最近は電球色のお店が多いですよね。
そんなことも頭の隅に置いてはいます。実際にはあまり深く考えたりはしませんが。



 ところで染物の場合、光の種類が変わると
全てが赤味、青味、黄味などがかぶったように見えるわけではありません

 染料の種類が異なれば光の違いにより、個々の色の見え方も微妙に変わるのです。

 例えば難を補正する染料は元の染めの染料とは異なるので、
光が変われば直した跡が見えてくることもあるのです。
我々がもっと意識しなければいけない問題なのですが、全てをクリアするのは難しいですね。

ですから
難を出さないものづくり、
またその後の管理にも気をつけないといけない
ということです。



 光の種類だけでなく染料の種類もですか!
色の見え方と言うのは実に複雑な要素を含んでいるのですね。
う〜ん。「これで解決!」と簡単にはいかない訳だぁ・・・。

 また難を補正する際の染料と、元の染料との違いも「なるほど!」でした。
染め難を直すお仕事というのは、
色味だけでなく光線の違いも頭に入れておかねばならないんですね。
 その感覚、凄いなぁ・・・・。



 デジカメカラーコピーでお気づきの方もいらっしゃると思いますが、

 

 

全ての色目を忠実に再現するのは難しいですよね。

 

 

 これも光によって色目が異なるという結果なのですよ。 

 では「訳あり商品の見分け方」具体的アドバイスは次回からです。
まずは【アンティーク・リサイクル】の仕立て上がり品について掘り下げていきましょう。



 はい!よろしくお願いします。


次回は「■40■ 訳あり商品の見分け方(3) 
【アンティーク・リサイクル <仕立て上がり品>】 です。
お楽しみに!



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大宮華紋森本(染色補正森本)

■38■ 訳あり商品の見分け方(1) 【はじめに】

  • 2011.02.28 Monday
  • 22:18
JUGEMテーマ:着物 きもの
 

【はじめに】

 訳あり商品には様々なものがあります。
元々から難物の場合はいうまでもありませんが、未仕立てだが年数の経ったもの。
もちろんリサイクルやアンティークなども含まれます。

 「とても安く手に入れた着物だったのに・・・こんなはずじゃなかった!」
せっかくの買い物がとんでもない難物だったと嘆いてしまう・・・。
このような経験をされた方が皆さんの中にもおられるのではないでしょうか?

 安く手に入れたつもりが予想外の直し代がついたり、使い物にならないようなものであったりと、
結局は高い買い物になってしまうような場合もあります。

 ウキウキして買ったものなのに気分は一気にどん底・・・。これでは何もなりませんね。
そこで皆さんにはこのようなことにならないよう、上手なお買い物をして頂く為の
「訳あり商品の見分け方」について、様々なケースをご紹介致しましょう。


 ドキッ!!
先生の言われるとおり、心当たりがチラチラと・・・。
初心者の頃は失敗もいろいろあります。
先生のお話に照らし合わせながら、もう1度復習してみます!


 さて、私のところに持ち込まれる問題の着物の中には、

     仕立て時のちょっとした工夫によっては、直しの必要がなかったであろうもの。

     仕立てに出す前に適切な処置をしなかったために、後で取り返しがつかなくなったもの。

     加工業者の認識不足によるトラブルなどで、犠牲になってしまっているもの。

など一般の方には分かりにくい事例が多々あります。
しかし、それらの発覚しにくい要因も
私たち染色補正師(きものドクター)の目ならば見抜けることがあるのです。

 そんな私たちの経験から、皆さんには
「難物を買わずに済む方法」
「難物を効率よく直す方法」
「仕立ての工夫次第でお召しになれる方法」
などをご紹介させて頂き、少しでも良いものをお値打ちにご購入出来るよう
お役に立てればと思います。


 あぁ・・・。
そういえば、「この難、お客様はちゃんと理解して購入されたのかなぁ・・・」と
仕立てをしながら、お店から預かっている商品を見て思うことがあります。
お店の方も、どのくらいその商品の状態を理解していらっしゃるのか・・・?

 陳列されている状態では良く分からない場合もあると思うので、
確認ポイントを知っておくのも失敗しないためには重要ですね。


 では本日初日は
【商品が十分吟味できる環境か否か?】です。

  商品を広げて全てが見られるスペースがあるのか?
 仕立て上がり品は裏まで十分確認しましょう。
反物は奥まで全て確認しましょう。
入り口を見ただけではどのような落とし穴があるか分かりません。

  照明はどうか?
 まず、明るいかどうか。暗くては十分な検品はできません。
「色が退色するから」などの理由で、あえて明るくしないお店は要注意ですね!

仮に自然光が入る場所があったとしても油断は禁物です。
暗い場所から明るい場所の急な移動には、目が明暗の変化についていけず、
的確な判断を誤ってしまいます。目が慣れるまで時間をかけましょう。 

  
返品は可能か?
 自宅に持ち帰ってから、あるいはネットショップで購入でなどで、
現物を手にしてイメージが違った、などの理由で返品(近日中)が可能かどうか?

いずれにしても、まずはお客様からの信用を大切にしているお店を選びたいものですね。



 良い商品を手に入れるには、遠慮していてはいけないのですね。
分かっていても、細かい所まで確認するのは初心者には勇気がいることかも。
でも、勇気を持って確認することなんですね。
それで、お店の対応も変わってくるかも?(^−^)b

 照明は、明るさもそうですがお店の雰囲気づくりに電球色を使っているところがあったり・・・
電球色は本来の色が分かりにくくて、訳あり商品に限らず色を確認するのに困りますね。
そういうお店のどこか1ヶ所でも、電球色でない照明で商品を見られるコーナーがあればいいなぁ・・・
って思うのは私だけでしょうか?(汗)
 自然光で見られるのが1番だと思うんですけど。

 そんなこんなでお店で充分に見られず、お家に帰ってビックリ!!なんていうのは嫌ですよね。
ネットショップなどでは、特別な場合を除き返品可能な場合がほとんどとは思いますが、
困りものはネットオークションなど、個人の間での売買とか。
実物を見られない少ない情報でのやり取りですから、失敗された方も多いのではないかと思います。
 かく言う私も・・・アンティーク着物にハマってたころ・・・覚えがあります・・・。(^^;


 そうそう光の問題ですが、小夏さんのおっしゃるように、
自然光と人工照明では目に見える色合いは違ってきます。
難も照明によって見え方が変わりますから注意が必要です。


 では手始めに、次回は光の違いによる注意点を説明しましょう。

 
 はい!先生、よろしくお願いします。



次回のテーマは「■39■ 訳あり商品の見分け方(1) 【光の違いに注意!!】」です。
お楽しみに!!


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